視点。 (2020/04/27)

15周年シーズンを迎えているアイマスですが、自分が入った11年前には想像もできなかったほど遥かに大きくなり、色々な価値観の人が増えました。

ところで、このようなつぶやきを見たことはないでしょうか。

 

『(アイマスは沢山あるのに1つしか触れないなんて)視野が狭い』

『アイマスPはアイマスしか知らない(興味がない)』

 

これらの意見に対して、どのようにお感じになるでしょうか。

ここから火がついて不毛な言い争いに発展していく様を今まで何度も見てきましたし、色々な方から愚痴や相談等も沢山受けてきました。

折角ですので、一般論を交えながら、今回はこの話題について触れてみようと思います。

 

【結論】
主観的ではなく客観的視点を身につければ、どちらとも解釈できる

 

まず、そもそもの前提ですが、これから話すことは特定の誰かに向けたものではありません。(誰がつぶやいていたかなど一々覚えていません)

また、誰かを攻撃するつもりも毛頭ありません。(非建設的で時間の無駄です)

 

これらの前提を踏まえて、これらのつぶやきを見ても「どうでもいい」としか感じないのが本音です。

正確には、誰かを中傷する意図があってのことでなければ考え方の1つとして尊重されてもいいのではないでしょうか、という感覚です。

 

この理由は、上記の結論で挙げた「客観的視点」に繋がります。

今まで上記のつぶやきを、言われる側の方でしたらこの視点をお話することできっとお力になれると思いますし、言う側の方が御覧になっているとしたら自信を持ってもらうために届けたいメッセージがあります。

アイマスや趣味の世界に留まらず実生活でも使える場面は多々あると思いますので、これらのつぶやきの是非ではなくて(それ自体は前述通り特に興味はありません)、自分なりの物事の考え方を紹介させて頂きたく存じます。

 

「内」と「外」、これらの視点を使い分けることが客観的視点を磨くことになり、自分とは違う価値観を、内容の是非はともかく、少なくとも1つの考え方として認めることができるようになる一歩になることでしょう。

 

具体的に1つずつ見ていきますと、『(アイマスは沢山あるのに1つしか触れないなんて)視野が狭い』、これはアイマスに限定した世界(=内)で見れば、『アイマスという広大な世界の一部しか見ないのは勿体ない』という考えに至るのはごく自然なことなのかもしれませんし、例えば自分は765プロ専属プロデューサーですが、スタンスをはっきりさせなかった時代は他のアイマスをお薦めされることがよくありました。

ここで、視点を変えてアイマスを離れて「外」からアイマスを見てみるとどうなるでしょう。

「内」では広い視野を持っているように見えた方が、視野が狭い筈だった方よりもアイマスに深く触れている故にアイマスにより囚われていて、逆に視野が狭く見えてしまう可能性が芽生えていることに気がつかれるのではないでしょうか。

 

次に、もう1つの『アイマスPはアイマスしか知らない(興味がない)』について見ていきます。

これは単純で、アイマスを「外」から見た視点であることは一目瞭然ですが、「内」から見ればわかるように、今やアイマスの世界は全てを追うのは資金的にも時間的にも困難であるほど広大になっていて、それだけでも十分すぎるほどの満足を得ることができる質も量も兼ね備えている作品だと思いますので、アイマスに全振りになるのも致し方ない部分はありますし、押し付けることさえしなければ徹底的にその世界を極めてみるのも1つの立派な生き方だと思います。

 

このように、特定の場所からしか見ていなければ特定の見え方しかしませんが、視点を変えることで世界の見え方は激変しますし、最初に挙げた結論で「どちらとも解釈できる」と述べたのは、つまりはこういうことです。

この客観的視点を身につけさえすれば、このような議論を持ち出されても相手の一意見と認めた上で特に感情的になることもなくスルーできる能力が備わって無意味な争いはしなくなるでしょうし、議論を仕掛けようとする側の方にこそ特に学んでみてほしい次のステップに移行することができます。

 

そもそも、どうして冒頭のようなつぶやきをするに至るのか、議論をしたがるのか、それも先に述べた客観的視点をもって視点を変えて、そちら側の方になったつもりで見れば自ずと見えてきます。

それは「自分の意見に自信がないから」に他なりません。

だから、誰かにわざわざ確認しようとする、時には押し付けてでも安心を得ようとする、そんな主観的視点に囚われた心の弱さが、冒頭に挙げたようなつぶやきを生み出しているのではないでしょうか。

 

『それがどうした』

 

つい熱くなって言い返しそうになってしまったり相手を全否定してさらに感情的にさせてしまいそうな議論を仕掛けられる側の方も、自分の意見を貫く自信がないからと他人の目を気にして議論を仕掛けてしまう側の方も、客観的視点を意識した上で、是非ともこの言葉を胸に刻んでほしいです。

もし、今回のお話で思い当たる節があってグサッと来た方、その考え方は違うと思われた方、そんな方にこそ早速この言葉を「客観的視点」を正しく使って活用してほしいと心より願います。

周囲の目など気にすることなく、相手のプロデュースを尊重しつつ、ブレない自信をもって自身のプロデュースを貫く、そんなプロデューサーたちが、争うのではなく競って切磋琢磨し合えるような、そんなアイマスの世界になれば未来は明るいでしょうし、それぞれの愛や拘りに満ちたアイマスが「内」から「外」にどんどん広がっていけばいいなぁという思いをこめて、このあたりで筆を置かせて頂きます。

 

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